加古川市の地域公共交通の歩み ~カコバス・ちょいそこ加古川の歴史~

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加古川市では、高齢化の進行や人口減少、北部地域における集落の点在などに対応するため、地域の実情に合わせた公共交通の整備を進めています。

現在、市では地域公共交通会議を開催しながら、国土交通省近畿運輸局へ計画を提出し、令和9年度から新たな地域公共交通計画の開始を予定しています。


カコタクシー・カコバスの誕生

加古川市のコミュニティ交通は、平成17年に「カコタクシー」平成18年に「カコバス」の運行が始まったことからスタートしました。

その後、平成27年に大規模な路線再編が行われ、地域のニーズに合わせた運行体系へ見直されました。


病院ライナーの運行開始

平成28年には中央市民病院へのアクセス向上を目的として、「病院ライナー」の運行が開始されました。

病院への移動手段を確保することで、高齢者をはじめとする多くの市民の利便性向上につながっています。


カコバスミニの導入

平成30年には小型車両を活用した「カコバスミニ山手ルート」が運行を開始しました。

さらに令和2年には再編が行われ、

  • 西ルート
  • 中ルート
  • 東ルート

が新たに整備されました。

このうち、

  • 西ルートは従来のカコタクシーから再編
  • 東ルートはしろやま号から再編

された路線です。


平荘ルートの再編

令和2年には平荘地区でも再編が行われ、従来の路線バスからコミュニティ交通へ移行し、「平荘ルート」が運行開始となりました。

また、令和5年には山中公会堂および投松公会堂まで延伸され、地域住民の利便性向上が図られています。


各地域への路線拡大

近年では、

  • 令和3年2月 平岡東ルート運行開始
  • 令和6年1月 平岡北ルート運行開始
  • 令和6年10月 東南ルート運行開始
  • 令和7年 一部路線延伸

など、地域の実情に応じた路線整備が進められています。


AIを活用した「ちょいそこ加古川」

令和3年度には、AIを活用したデマンド型交通サービス「チョイソコかこがわ」の実証実験が開始されました。

現在はチョイソコかこがわとして運行されており、利用者の予約状況に応じて効率的なルートを設定する仕組みとなっています。

乗降場所はゴミステーション付近など身近な場所に設置されているため、高齢者でも利用しやすい交通手段として期待されています。


なぜデマンド交通が必要なのか

加古川市北部地域では、人口密集地が少なく、小規模集落が点在しています。

そのため、決まった時間に決まったルートを走る路線バスでは効率的な運行が難しい地域もあります。

そこで、市ではAIを活用した予約型交通コミュニティ交通を組み合わせることで、持続可能な公共交通ネットワークの構築を進めています。


上限運賃制度を導入

加古川市では、公共交通を利用しやすくするため、神姫バスの上限運賃制度を導入しています。

対象路線では、距離に関わらず1回200円で利用できる仕組みとなっており、交通弱者の移動支援や公共交通の利用促進につながっています。


車体広告も募集

カコバスミニでは車体広告の募集も行われています。

掲載料は年間3万円で、地域企業や団体のPRの場として活用されています。


まとめ

加古川市の公共交通は、

  • カコタクシー
  • カコバス
  • カコバスミニ
  • 病院ライナー
  • ちょいそこ加古川

と時代に合わせて進化してきました。

今後も高齢化や人口減少が進む中で、市民の移動手段を確保しながら、持続可能な公共交通ネットワークの構築が求められています。

地域の実情に合わせた交通施策が、これからの加古川市の暮らしを支える重要なインフラとなります。

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